JP-AIDと東京大学にて開発された病理診断支援AIをメドメインにて社会実装推進


2023年11月9日〜10日に「第69回日本病理学会 秋期特別総会」が久留米シティプラザにて開催され、教育講演「日本病理学会による病理診断支援人工知能開発の足跡と今後」において、「JP-AID 事業の成果と今後の展望」(阿部浩幸 講師、東京大学)が発表されました。

Japan Pathology AI Diagnostics Project (JP-AID)は、一般社団法人 日本病理学会によって国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)の委託事業として開始され、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII)と共同で東京大学との連携の下、胃生検の病理診断を支援する病理診断支援AI の開発を行いました。

本演題では、この胃生検の病理診断を支援する病理診断支援AIを、弊社が採択されたAMEDの「令和5年度 医工連携イノベーション推進事業(開発・事業化事業)」において、病理診断を支援するプログラム医療機器として薬事承認取得および社会実装にむけて開発を進めていくことが発表されましたのでお知らせいたします。

このAIで病理診断のダブルチェックを支援し、日本国内の慢性的な病理医不足を背景とした一人病理医をはじめとする多忙な病理医の負担軽減に繋げます。また遠隔病理診断ネットワークに組み入れることでがん医療均てん化の推進が期待されます。