Focus on the “Medmainer” 岩川 龍之介 & 吉田 起基


メドメインで採用・PRの仕事をしている佐藤です。

今回Medmain Speaksで取り上げるメンバーは岩川 龍之介(Ryunosuke Iwakawa) と吉田 起基(Yuki Yoshida)です。彼らはメドメイン創業当初からメドメインに参画しており、メドメインの事業推進にフルコミットしています。

そんな2人が

“どのようにしてメドメインと出会ったのか・・・”

“なぜメドメインへのフルコミットを決断したのか・・・”

“これから目指す姿は何か”

そのストーリーやエピソードをお伝えしていきます。

▼プロフィール:岩川 龍之介(Ryunosuke Iwakawa): 九州大学発の新薬開発プロジェクト「NOVIGO」に参画し、国内各地のピッチコンテストで表彰を受ける。その活動の中でCEOの飯塚と出会い、メドメインが設立された2018年1月より参画。それ以降、社内外の調整業務などを行い、会社の成長とともに多くの経験を積む。現在はバックオフィス業務を中心に担当。個人としても、性感染症リスクを低減させるWebサービスの開発・運営を行うプロジェクト「Playrie」を昨年末に立ち上げ、設立に向けて準備を進めている。

▼プロフィール:吉田 起基(Yuki Yoshida):中学卒業までの6年間を香港で過ごす。大学入学後、産学連携による、超小型人工衛星を用いた気象・災害予測プロジェクトを立ち上げ、国内のピッチコンテストで表彰を受ける。その後、メドメイン創業直後にCEOの飯塚と出会い、メドメイン参画。現在は、主に海外/国内のセールス業務や、海外研究機関との共同研究関連の業務に従事し、諸外国の機関との調整等を行なっている。

▼メドメインとの出会い

ーそもそもお二人が“起業”や“スタートアップ”に興味をもったキッカケは何ですか?

吉田:岩川は「サッカーのオーナーになる」ことが最終的な目標だよね?

岩川:そう(笑)。実を言うと、自分は“起業”そのものに小さい頃から興味があったわけではなく、大好きなサッカーから派生して“起業”に辿り着いた、という経緯があります。

佐藤:そうなんですね!大変興味深いので、ぜひ詳細を教えてください。

岩川:元々小学校の頃からサッカー選手になることが夢だったのですが、選手としてプロになることは難しいと子どもながらに感じたため、サッカーの指導者になろうと最初は思いました。ですが、こちらも実力が伴わず実現は難しいと感じ、最終的に辿り着いた夢は「サッカークラブのオーナーなる」ことです。長い一生の中で、経営者の立場からサッカーというスポーツを支援できるようになれば本当に幸せだと思い、「経営者になりたい」「起業家として活躍してみたい」と思い立ち、高校生の時に起業家を志し始めました。

吉田:本当にサッカー好きだよね。それから大学に入って、ゲーム開発を始めたんだよね?

岩川:自分が中高生の時はスマホゲームのパスドラが大流行しており、「自分も面白いゲームを自ら作り、一山当て、サッカーチームのオーナーへの途に繋げる」と奮起し、大学でプログラミングを始めました。ただ、残念ながらこちらは途中で挫折をしました。あらためて気づいたのですが、この界隈には優れたスキルを持っていた人が山のようにおり、ゲーム領域のプログラミングスキルとセンスで勝負していくことが自分には難しいと感じたからです。ゲーム開発を挫折した折、次なる一手を模索していた矢先に出会ったのが九州大学起業部(※)という流れです。

※九州大学起業部(以下、起業部):学生起業家の輩出・学生ベンチャーの創出を目的とした、大学公認の部活動。

佐藤:ありがとうございます。吉田さんについても教えてください。

吉田:私は「自分の興味があることを思い切りやれる環境」が何よりも大事だと考えており、そういう観点で“起業”に惹かれたのですが、それにはこれまでの経歴が大きく影響していると思います。話は中高生の時に遡るのですが、私は小学4年から中学卒業までの6年間、両親の仕事の都合で香港で過ごし、香港の学校で教育を受けました。

佐藤:香港での教育環境と日本の教育環境とでは大きく異なりますよね・・・・

吉田:はい。香港の時は、自由に何でもやりたいことが全力でできる環境でした。その後高校生の時に日本に戻り、全寮制の高校に入学しました。

岩川:全寮制ってすごい厳しい環境だよね・・・。香港とのギャップが大きかったんじゃない?

吉田:その通りで、非常に規律やルールが厳しかったです。学びも多く、人としても成長を大きくさせてもらったのですが、そういった対照的な環境を経験できたことで、自分が大事にしたい価値観を見つけることができたんだと思います。 そういった背景がある中、私が大学に入学する年次に起業部ができることを知り、「起業について学び、チャレンジしてみたい」と思い、九州大学に入学しました。

ー飯塚やメドメインとはどのようにして出会われたんですか?

吉田:大学の起業部の顧問から電話があり、飯塚さんを紹介してもらいました。私自身が海外で暮らしていた経験もあり、英語を流暢に使用することができるため、そちらの能力を生かして参画することになりました。創業当初からメドメインはグローバルな医療テックカンパニーになることをビジョンとして目指していたため、海外出張に帯同したり、翻訳業務などを中心に従事していました。

岩川:海外出張にもよく行っていたよね。

吉田:そうだね。メドメインの事業が軌道に乗り始めると海外への長期出張も併せて増えていきました。 創業当初は現在のオフィスではなく、飯塚さんの家の半分をオフィスとして利用していたこともあり、文字通り寝食を忘れてメドメインにコミットしていました。元々私は宇宙の分野に高い関心があったのですが、飯塚さんも元々素粒子物理学に造詣が深いので、そういう意味でも話が合い、近くで色々と学ばせてもらいました。非常に頭の回転が早い方で、良い意味で年齢不詳なところもあり、集中力が高い方だと感じたのを覚えています。

岩川:確かに年齢不詳なところはあるよね・・・。あと、いつ寝てるんだろうと不思議だった。とにかく集中力がとてつもなく高い人だと思う。創業当初、飯塚さんは押入れの中で寝ていたこともあったし、文字通り寝ている時以外は全部仕事、という具合だったよね・・・。

佐藤:岩川さんはどういう経緯でメドメインに参画されたんですか?

岩川:私はメドメイン創業時の学内で行われた記者会見の時に知り合いました。元々社会課題性が高い分野で仕事をすることに興味関心があったことや、自身が起業家を目指していたこともあり、話を重ねていく中で、ぜひ参画したいという気持ちが高まっていきました。 

吉田:あと岩川の重要なエピソードとしては、岩川の当時の経済状況の話もあるよね。

岩川:非常に切実な話だね(笑)。私は大学在学時から学費以外の食費や家賃・光熱費などの生活費などを全て自分で稼いでいたのですが、当時の起業部としての活動に熱中していく過程でアルバイトを全て辞めてしまっていたので、純粋に金銭的な面でも働けることは魅力でした。そういった経緯もあり、当初からフルコミットしていました。

▼メドメインへのフルコミットで得られたもの

ーお二人はそれぞれ、吉田さんがフロント側、岩川さんがバックオフィス側を担当しておられ、創業当初から今まで幅広く業務を経験されてこられているかと思いますが、どんな業務を担当してこられましたか?

吉田:私は前述した通り、英語のスキルを生かした海外関連の業務を中心に仕事を行ってきました。例えば海外の提携機関との契約の調整や締結業務全般、日本語で作成した重要書類の英訳、海外のマーケットリサーチやセールスメンバーとして長期海外出張等も行ってきました。創業当初と異なり、現在はビジネスのプロフェッショナルが多くメドメインに集まっているため、例えばセールスとしての仕事の際には、医療関連の知識や経験値が豊富なメンバーと一緒に訪問し、実際にセールス活動などを行うこともあります。

佐藤:当時の印象深いエピソードがあれば教えてください。

吉田:昨年末から今年の春先にかけてタイに長期出張したことですかね。現地の病理医の方々や関係機関と商談をしたり、実際に商談を重ねるなど、海外セールスとしてかけがえのない経験ができたと思います。タイでのセールス活動に限らず、そのまま学生を続けていたら決してできない経験を、メドメインで実際に仕事をする日々の中では出来ているため、良質な学びが多いと感じています。勿論強い成長痛を感じることもありますが、叱咤激励を上長や同僚から受けながらも前に進んでおり、会社の成長・事業フェーズの進化と共に、私も前進できています。

岩川:結構厳しいフィードバックもあるよね・・・。

吉田:そうだね。実際に9割くらいは厳しめのフィードバックなんだけど、それが逆に励みになっているし、勉強になっています。

佐藤:岩川さんについてもぜひ教えてください。

岩川:私はこれまでの経験からデザインや契約周り、医薬品関連の知識全般を身につけているため、それらを生かした仕事を幅広く行ってきました。現在メドメインにはイメージングセンター(以下、IC)という、病理標本をデジタル化する施設を持ち合わせているのですが、ICで行なっている業務の前身となる業務を実際に私がやっていたこともあります。

吉田:今では複数名のスタッフが東京や広島、福岡にいるけど、一番最初は本当に自分たちで一つ一つやっていたよね。

岩川:それらの業務が今のメドメインへ繋がっている部分は大きいと思います。吉田が先程述べましたが、現在のメドメインにはビジネスプロフェッショナルが数多く在籍してるので、組織としてはかなり進化したと思います。

吉田:たしかに、創業2年目にして、外国籍の社員の方々も4割近くいるし、平均年齢も30代前半くらいになったよね。

岩川:実際に今のメドメインにはエンジニアリングに強いメンバー、人事領域に強いメンバー、会計や経営の知識に長けているメンバー、薬事や医療分野で豊富な知見を持つメンバーなどが在籍しています。創業当初は全て自分たちでカバーせざるをえない状況も少なからずあったのですが、現在は各分野のスペシャリストが数多く揃っているので、彼らを繋ぎ、支援する役目を担いつつ、創業当初から参画しているメンバーだからこそ知り得ている情報やネットワークを活かし、メンバー全体でのシナジー創出を仕掛けるのが自分の役目かなと最近は感じています。

吉田:そう考えると、すごいスピードで進化してきたね。

岩川:国籍や年齢、専門領域を超えた高いレベルのメンバーが集まっており、サッカーで例えると、さながらヨーロッパのクラブチームのような雰囲気かな(笑)。

吉田:またサッカーに例えてる・・・(笑)。

▼それぞれが目指す未来

ー最後に、お二人がMedmainerとして目指すことを教えてください

吉田:メドメインのバリューの一つでもある、「Think deeply and strategically.ー深く、戦略的に考えよう」を磨いていきたいと思います。現在はセールスやマーケティング領域での仕事がメインなのですが、「カスタマーにとってどのような商材がベストか」そもそものニーズや趣向を探り、見立て、戦略的に推進していく力を身に付けていきたいです。全てのビジネスの起点はセールスだとも思っているので、必要な感覚を養っていきたいと思っています。今いる環境は本当に恵まれているので、「自分の中でのベストプラクティスはこれだ」と言えるものを作れるように頑張りたいです。

佐藤:ありがとうございます。岩川さんはいかがでしょうか?

岩川:私は何より医療における全世界的な社会課題を解決することにより一層貢献していきたいです。これもまたサッカーの話に通じるのですが、どんなに優秀な能力を持ったプレイヤーでも、医療のインフラが整備されておらず、必要な医療が受けられない環境のため、若くして命を落とすことが、例えばアフリカだと日常的に発生しています。能力がある人がその能力を咲かせることができる上で、「安全・安心」に生きていくことは何よりも肝要です。その実現において医療の分野でこれまでになかった価値を生み出す仕事には熱が入りますし、自分もワクワクします。メドメインのメンバーも私と動機こそ違いますが、医療やテックによる社会課題の解決に熱い想いを持っていますので、そういう人たちとメドメインを一緒に大きくし、より世界的なインパクトを残せるビッグチームにしていきたいですね。

ーお忙しいなか、ありがとうございました!

創業当初からメドメインに参画している二人はメドメインの歴史そのものを間近で見てきています。一つのスタートアップ企業に多くのプロフェッショナルな仲間が集まり、共通のビジョンとミッションを追いかけながら共に駆け抜けていく過程で、自分たちも強く成長を実感しているとのことです。 多種多様なメンバーがクラブチームのように集まるMedmainerが進化する日々について、これからも引き続きMedmain Speaks内でお伝えしていきます。


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